病気や怪我で元気がない患者の心の支えになってあげられる看護師に憧れを抱く人も多いだろう。しかし、看護師の仕事には向いている人、向かない人というのが存在する。
看護師は離職率が高い職業であり、好きや憧れだけでは、仕事を長く続けることは不可能だ。看護師として転職する前に、自分が看護師に向いているのか、向いていないのか判断することが大切だ。
看護師に向いている人は、体力がある人だ。
看護師の仕事には夜勤があり、普段は寝ている夜中に仕事をするため、いつもより疲れを感じやすい。また、日勤と夜勤を交互に繰り返すと生活リズムが狂いやすく、疲れているのに眠れないという状況に陥ることもある。
ひどく疲れてだるさを感じていると業務に集中できなくなり、重大なミスを起こすことにつながりかねない。医療の現場ではミスは許されないので、看護師の仕事には体力が必要になることは間違いない。
看護師に向いていないのは、コミュニケーションが苦手な人だ。
人間関係の悩みが、看護師が転職を考える一番大きな理由だ。人間関係に疲れやすい人は、ストレスによって精神的な病を発症してしまうこともある。
看護師の仕事では、個人プレイではなく、チームワークが求められる。看護師や医師と情報共有や報連相をしっかり行うことで、より質の高い看護を提供できるようになる。
チームワークが乱れていると、その影響が患者や他の看護師に及んでしまう。そのため、コミュニケーションが苦手な人は、看護師にはあまり向いていないと言えるだろう。